「子ども食堂」という言葉を聞かれたことはありますか?
「子ども食堂」とは、経済的な事情などにより、家庭で十分な食事がとれなくなった子どもに、無料もしくは 安価な食事や居場所を提供する活動です。各地での活動を新聞や広報誌などで目にすることも増えました。
豊中市に「まんぷくほーむ」という子ども食堂があります。
デイサービスや介護、医療関係に携わっているスタッフが中心となり、勤務先のスペースを提供して実施しています。
2017年5月から運営を始めたばかりの新しい子ども食堂ですが、ボランティアスタッフが衛生講習会(豊中市社会福祉協議会主催)を受けたり、豊中こども食堂ネットワークMAP(別紙チラシで掲載されています)に掲載されたり、スタッフの「子どもや地域の人たちを笑顔にしたい」という熱い思いとパワーで少しずつ活動が地域に根付いてきています。
子どもたちに提供される食材は、無農薬の新鮮な野菜(池田市の農民連合さんから)や季節の果物(豊中市内で野菜を作っている団体「豊中あぐり」さんから)など、寄付でいただいたもの。ご協力いただく方々の愛情と栄養たっぷりの食材を使わせていただいています。
今回、この「まんぷくほーむ」のスタッフから、『子ども食堂で使う炊飯器を譲ってくれる人はいない?』との話がありました。
よく考えてみると高齢者施設紹介業者として、入居前の引っ越しや自宅の不用品の処理に携わることがあります。業者も新しいものであれば買取してくれるケースもありますが、残念ながら処分品となってしまうことがほとんどです。
「まんぷくほーむ」から相談を受けた後にちょうど、紹介センターの利用者様から自宅の不用品処分の依頼がありました。
本日、引越し業者の見積もりをされる利用者様がおられたため、ご自宅に伺いお手伝いさせていただいていたところ…ありました!
まだまだ使えそうなきれいな炊飯器!です。
子ども食堂が炊飯器を探しているため、よかったら譲って頂けないかとお話したところ、『むしろ捨てようと思っていたものが子供たちのために使われることは、とても嬉しいことだ』と快諾してくれました。
快く譲ってくださったことはもちろんですが、その喜んでくださっている姿を見て、感動しました。
人からひとへ・・新たなつながりが生まれたように感じました。
「まんぷくほーむ」次回の開催は9月9日(土)です。
この炊飯器も活躍してくれることでしょう。
たくさんの子どもたちの「おいしい」声が聞けますように・・。