保険に関する記事が続いていますが、決して保険の勧誘をしているわけではありませんと前置きしておきます。でも今回どうしてもご紹介したいのが『親介護保険』

『親介護保険』という名前を聞かれたことはありますか?

そのネーミングの通りなのですが、親が要介護状態になった場合に補償金が支払われる保険です。

親の介護のために働き盛りの世代が仕方なく仕事を辞めてしまう=介護離職。介護離職者は年に10万人を超えるとも言われています。離れて暮らす親の介護のために、週末に帰省してお世話をする場合も多く、遠距離介護という言葉もあるほどです。

このような状況を鑑みて近年は、契約者本人だけでなく、別居する親を対象にできる保険が広がっています。

先日お伝えした認知症保険も扱っている太陽生命保険が、2015年4月から「親が要介護2以上と認定された場合に保険金を支払う団体保険」を販売しています。

この秋から、日本生命保険が同様の団体保険の引き受けを始めるほか、三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損保が月収を1年間保障する保険の販売を始めます。

これらの保険は“団体保険”のため、企業などで働いている方向けになります。

「残念だけど自分は入れない」と思った方に朗報!

東京海上日動火災保険では、10月から「個人向け就業不能保険」に親介護の特約がつけられるようになります。

急に親の介護が始まった場合、ご自宅を介護できる空間として新たに改修したり、整備する必要が出てきます。また、離れて暮らしている親の介護をする場合には、交通費が必要となります。今までは年に数回の帰省でそれほど負担に感じなかった交通費であったとしても、毎月2回、もしくは毎週となるとかなりの金額となります。

このような場合に、親介護の保険は

70代の親を持つ私も、介護が近い将来始まるだろうなと日々感じています。

介護は“情報戦”です。

介護の仕事をしていても、情報があふれていて、複雑。わかりにくいと思うこと、知らなかったこともたくさんあります。

読んでくださるあなたに、少しでもお役に立てる情報をこれからもお伝えできればと思っています。