先日、入居が決まった方の引っ越しがありました。

 

この方は一人暮らしで認知症の症状があり、脱水症状を起こし救急車で運ばれることもあったため、このまま一人で生活を続けることは難しいと老人ホームに入居することが決まりました。

 

ご高齢の方は、物のない時代を生きてこられたため、とても物を大切にされ、物を捨てられないとよく耳にします。

住まいはご本人と共に長い時を刻んできています。

物も年々増えてしまいがちです。

いつかは片づけようと思っていたが、体が動きにくくなってしまい片付けられなくなってしまった、体力が落ちて少しずつしか片づけられない、片づけしているつもりでも動かした場所を忘れてしまう・・などいろいろなお話をお聞きします。

しかし、老人ホームに入居されるとなると、今まで過ごしてきた家よりも狭いスペースの一室に入る量の荷物に絞らなければなりません。

今回の引っ越しは、信頼のおける業者さんが格安価格で不要な家財道具の処理まで行ってくれたため、無事に入居していただくことができました。

 

しばらくは新しい環境に戸惑われることもあると思いますが、施設の方々と触れ合いながら、少しずつ居心地のよい安心な住まいになってほしいと願っています。