施設入所が決まった場合、『自宅の片づけやゴミの処分をどうしよう』という相談をよく受けます。

急な入院や施設入居となると、心づもりや準備をしていなかった分なおさら大変になります。

高齢者施設の部屋の広さはだいたい12㎡~25㎡程度です。

入居する施設によって異なりますが、持っていける物はどうしても限られてしまいます。

老人ホームに持っていけるもの、処分しなければならないものを以下にまとめました。

老人ホームに持っていける物

・家具・仏具・・整理だんす・鏡台・机・いす・仏壇、テレビ台など。居室の広さに応じて検討、施設側と相談。

・寝具・・布団、シーツ類、枕など(ベッドは電動式ベッドがレンタルできます)

・電化製品・・テレビ、ラジオなど

・衣類やタオル類、収納ケース

・整容用品

・その他日用品

・雑貨(写真・置時計・居室の装飾品など)など

処分しなければならないもの

・大型家具・・タンスや食卓テーブル、イス、ソファ、食器棚など

・衣類、タオル類、布団など

・家電・・リサイクル家電(冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機)

その他(電子レンジ、トースター、ガス台、ヒーター、固定電話、照明器具など)

・自転車やバイク

・その他

ここでわかるように、老人ホームに持っていける物は処分しなければならないものに比べてごくわずかな量なのです。

処分しなくてはならない物の量は、想像しているより膨大なものになります。

松竹老人ホーム紹介センターで家財処分・引越しをお手伝いする場合の料金

当社は提携しているごみ処分業者や家具・電化製品などの買い取り業者に依頼し、できるだけ安く、負担が少なく引越しできるようにお手伝いさせていただいています。

引っ越し&家財整理・処分にかかる料金は、部屋の広さ・家財や荷物の量などによって変わりますが、

ワンルーム 約10~20万円

一軒家   約15~40万円

くらいの料金がかかります。

そんなにかかるの?!高い!!と感じるかもしれません。

しかし、家電のリサイクル+家財やごみの処分+引越し代をまとめるとこのくらいの額が必要になります。

引越しや不要になった家財処分を依頼できる会社には、引越し業者、不用品回収業者や遺品整理業者などたくさんあります。

基本的に引越しの料金は、荷物の量と距離で料金が決まります。

家財処分は、自治体の粗大ゴミ回収サービスが一番安く済みますが、回収場所まで自分で搬出しなければなりません。また、回収日の指定ができない場合が多く、自分の都合や引越しの日程に合わせられるとは限りません。

また、リサイクル家電はそれぞれにリサイクル料と運搬料が発生します。

ご家族の協力が得られる場合やご本人に体力がある場合、まだ時間に余裕がある場合には、前もって業者を比較する、自治体の粗大ごみ回収を利用するなどして、できるだけ安く引っ越し・家財処分を行えるよう準備していただくことをお勧めします。

しかし、突然の入院から施設入居でご家族のご協力が難しいなど急を要する場合には、ぜひ当社にご相談いただけたらと思います。引っ越しと家財処分を同日に行いできるだけ負担がかからないようお手伝いさせていただきます。

片づけには体力はもちろんのこと、気力も必要です。

思い出のあるものとの別れはとても難しいですが、誰にでも訪れる『いつか』に備えてシンプルな暮らしに変えていけるよう、体力・気力がある今のうちに決意と行動をおすすめします。