2025年には、65歳以上の5人に1人は認知症になると言われています。
重度認知症の方の介護には、認知症がない人や軽中度の方に比べて在宅介護費が2倍以上必要だそうです。
万が一の時の備えとして、昨年から民間保険会社による『認知症保険』が発売されています。
今回は3つの『認知症保険』のご紹介です。
太陽生命「ひまわり認知症治療保険」
<特徴>
・認知症に特化して発売された初めての保険
・2016年3月発売。23万件の契約数を超える大ヒット
・契約年齢:20歳~85歳まで
・告知項目が少なく、特定の状態に当てはまらなければ簡単な告知でよい→持病がある場合でも加入できる
・スタッフが自宅訪問し、請求書類の書き方などの手続きサポートあり
<メリット>
・7大疾病や女性特有の病気のほか、骨折もカバー
・一時金300万円をまとめて受け取ることができる
脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症と診断された場合、時間・場所・人物のいずれかを認識できない状態が生まれて初めて180日継続した場合。
・シニア疾患(老人性白内障、熱中症、脊髄障害)も支払いの対象となる
・要介護の原因になりやすい転倒や骨粗しょう症による骨折の際、骨折治療給付金10万円が支払われれる
<デメリット>
・契約日から1年を経過するまでは、消滅期間。支払い事由に該当しても、給付金の半額しか支払われない
・加入条件が緩いが、保険金額は割高
・終身の場合、払い込みも終身
朝日生命『あんしん介護認知症保険』
<特徴>
・所定の認知症と診断され、要介護以上の場合に支払われる
・保険金の受け取りは一時金か年金か4タイプから選べる
・契約年齢:40歳から75歳まで
・保険期間:70・75・80歳満了、終身のいずれか
<メリット>
・認知症、要介護1以上と診断された場合、その後の保険料払い込みが免除になり一時金が給付される。年金タイプの場合、生涯受けとれる
・給付金の手続きに必要な診断書を無償で準備してくれる「診断書取得代行サービス」あり
<デメリット>
・介護一時金タイプは要介護3以上と条件が厳しい
・終身保障の場合は、払い込みも終身続く
・一時金タイプ、年金タイプを組み合わせることで手厚い保障を受けられるが、支払金額も高くなる
アフラック『スーパー介護年金プランVタイプ』
<特徴>
・契約年齢:18歳~60歳まで
・65歳までは介護、高度障害も保障される
・65歳以降は介護保障プラン、連動年金プラン、確定年金プラン、一時金受取プランから選択できる
<メリット>
・65歳以上で介護保障プランに移行した場合、認知症または寝たきりによる所定の要介護状態になったとき、介護一時金と介護年金両方受け取ることができる(認知症3か月以上、寝たきり6か月以上継続した場合)
・死亡の場合は、死亡保険金も支払われる
・要介護や高度障害状態が続いている間、保険料は払い込み免除される
<デメリット>
・介護年金の支払いが最長10年なので、途中で年金支払いが終わる可能性もある