『R65不動産』という会社をご存知ですか？
65歳以上の高齢者の部屋探しを専門にしている不動産会社です（対象地区：東京、千葉、埼玉、神奈川）。
9月19日（火）、昨日の「ガイヤの夜明け」(テレビ東京、毎週火曜日22時～）という番組で取り上げられました。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
家賃の不払いや孤独死のリスク等の不安という理由で、60％以上の大家さんが「高齢者の入居に拒否感」を持っているそうです。
しかし、『R65不動産』では、65歳以上の高齢者に限定して、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅ではなく、高齢者のための「普通の部屋探し」をサポートしています。
『R65不動産』は、山本遼さん(27歳）が2015年5月に開業。
以前勤めていた不動産会社で「年齢だけを理由に部屋を借りることができない。この不動産屋さんで5軒目です」という高齢者の一言にショックを受け、開業するきっかけとなったそうです。
「1件成約させるまでに200軒の不動産会社に電話する」という言葉から、いかに65歳以上の方が普通に部屋を借りることが難しいことなのか想像できます。
その一方で入居希望者は多く、毎月40本以上の問い合わせがあるうち、成約できるのはひと月約5軒ほどだそうです。
番組で紹介されていたのは、住み続けたアパートが老朽化し取り壊しが決まっており、2か月後に立ち退きを迫られているUさん。
山本さんは「長年住んできたこの地域に愛着がある」「病気への不安もある」というUさんの思いに寄り添いながら、部屋探しをサポート。
その一方で、貸し手である大家さんの「貸したいけれど貸せない」という思いにも寄り添い、「万が一の場合の不安」を払拭するために、高齢者が入居するメリットや、入居者の健康状態を把握することや緊急時の対応などへの備えをしておくことについて講演をするなど、精力的に活動している姿を取り上げられていました。
山本さんの『いつかはR65不動産という言葉がなくなるといい』、つまり年齢を理由に入居を断わられることがなくなることが夢だと語った姿に胸が熱くなりました。
池田市でも“高齢者向け”、“シニア向け”のお部屋を紹介している不動産屋さんもあります。
当松竹老人ホーム紹介センターは、“有料老人ホーム”や“サービス付き高齢者住宅”を紹介しています。
これらの高齢者施設に入居するには、金銭的な負担が大きいという以外にも様々な負担や窮屈さを感じることもあると思います。
当社にご相談くださる方一人ひとりの心の底には、「今までと同じように住み慣れた環境の中で、できるだけ長く過ごしたい」という思いがあることを忘れずに、サポートさせていただこうという気持ちをより一層強くしました。
これからの暮らしは自宅か、高齢者施設か・・・その気持ちに沿いながら、少しでも不安や迷いが解消できるよう、北摂（豊中市、箕面市、池田市、吹田市、豊能地区）を中心とした地域の情報をお伝えし、生活全般をサポートしていきたいと思っています。
