サービス付き高齢者住宅や介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム・・名前は聞いたことはあるが、どこがちがうのでしょうか?受けられるサービスは違うのでしょうか?

サービス付き高齢者住宅(サ高住)とは

サービス付き高齢者住宅の「サービスつき」とは、基本的に「安否確認サービス」と「生活相談サービス」のことです。

必ずしも洗濯や掃除などの身の回りの世話や入浴や排せつの手伝い=「サービス」ではないので、「サービスつき」という言葉のとらえ方に要注意!です。

生活援助や身体介護の必要がある場合は、外部ヘルパーと別途契約し、利用することになり、介護保険サービスに基づく「介護サービス利用料」(1~3割負担)が必要となります。

高齢者が安心して暮らすことができる環境を整えたバリアフリーの住宅で、国は2020年までに60万戸の供給目標を掲げており、どんどんその数は増加しています。

賃貸借契約なので、比較的気軽に入ることができ、「入居一時金(入居する時に必要なお金)」は、月額居室使用料の3倍程度のところや0円のところも多いです。

入居できる方は、60歳以上、要支援・要介護の方です。

ちなみに、サービスつき高齢者住宅(サ高住)数は、大阪がダントツの1位で、2位の東京と比べても多くなっています。

 

「介護付き」と「住宅付き」がある有料老人ホーム

「介護付有料老人ホーム」は、その名のとおり介護等のサービスが付いた高齢者向け居住施設のことです。

介護サービスは有料老人ホームの職員、もしくは委託先の介護サービス事業所が提供します。

施設のケアマネが入居者の介護サービスの計画である「ケアプラン」を立てます。ケアプランは本人の希望や必要性と利用限度額や回数に基づいて作成し、入居前までのケアマネに引き続きケアプランを立ててもらうことはできない場合も多いです。

また、施設外部のデイサービスなど介護サービスを希望する場合は、介護保険の対象外となり全額自己負担となってしまうので注意が必要!です。

入居者の年齢・介護度は、65歳以上で、自立から要介護の方まで、その施設によって異なります。

介護サービスの費用負担は、要介護の区分に応じて一定額のため、費用面での負担がイメージしやすいです。

「住宅型有料老人ホーム」は、施設内に介護スタッフが常駐していないところもあります。入居中に介護が必要な場合には、自宅と同じように訪問介護など外部の介護サービス事業者と契約して、利用します。

中には、介護付き老人ホームと同程度のサービスを提供してくれるところもあり、施設の運営方針によって異なります。しっかりと確認することが重要!となります。

ご入居できる方の年齢は、基本的に60歳以上で、自立から要介護の方までを対象としているところが多いです。

介護サービスの費用負担は、必要な分だけサービスを利用できますが、それぞれのサービスを利用した分だけ費用が必要なため、常に介護が必要な人は高額な負担になる場合もあります。

ご予算にあわせて、介護サービスの上限を〇万円までというふうに決めてサービスを受けるのがおすすめです。